不可能を可能にする… [日記]
ちょっと面白いサイトを見つけました。
GUGENというサイトです。
自分で考えたオリジナルアイデアを実現するハードウェアのコンテストで、今年で3年目となるそうです。
GUGENとは「具現」のことですが、より良い未来のためにこんなことができたらスゴイな、あんなものがあったら楽しいだろうな、など、そういったさまざまな着想を頭の中だけで終わらせず実際に作って形にしてみる、そういうコンテストです。
今年も100点を超える応募があり、そのすべてをサイト上で見ることができます。
私はその中である応募作品にとても興味を惹かれました。
「できない」を「できる」に
それは、手足の不自由な人たちがパソコンなどの操作を行うことを可能にするためのインターフェイスです。
こめかみ付近の筋肉の電位を計測して、パソコンなどの機器を操作することができるようにしています。
くわしくは応募作品の紹介をご覧いただきたいのですが、すでにかなりの完成度となっています。
もしこれが実用化され普及したなら、手足が不自由なひとたちは、これまできなかった多くのことができるようになります。これまでに比べてずっと楽にほかの人とコミュニケーションがとれますし、何かするときに他の人に頼まなくても自分1人でできるようになります。
この応募作品を見て、ある小説で実現されている、人間とコンピュータとのインターフェイスを思い出しました。
コンピュータに指示を与える方法
その小説の中の世界では、人間のからだにCPUやメモリを埋め込んで利用するのが一般的になっています。網膜?に直接表示され、特別なディスプレイなしでコンピュータから情報を受け取ることができます。
また、職業によって専用のデバイスをからだ埋め込んでいます。たとえば、ジャーナリストは、眼に高性能なビデオカメラを仕込んでおり、録画データは体内の大容量メモリに蓄えておくこともできますし、無線ネットワークを通じて通信社へ転送することも可能です。
印象深く思ったのはメッセージを作成する方法でした。
それが単なる文章入力用か、コンピュータに指示を与える命令のためなのか、はっきり覚えていません。
その方法とは、口を動かさず、声を出さずに、話すことでメッセージを作成する、というものです。舌の動きや位置、のどや唇への力の入れ方をセンサーが読み取って、何と言っているのか解釈してくれるのです。
この小説を読んだのは20年以上前のことだと思いますが、その当時、このようなインターフェイスなら案外簡単に実現しそうだ、と思ったのを覚えています。実際に、その頃にどこかの研究所でそのような研究を行っているという記事を読んだ覚えもあります。
しかし、いまだにそれは実現されていないようです。
GUGENに応募されている作品には、ぜひとも近い将来の実用化が実現して欲しいと思います。
タグ:インターフェイス
2015-12-20 15:05
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