風邪とインフルエンザ [日記]
風邪とインフルエンザ、何が違うかご存じだろうか。
風邪は症状が軽く、1~3日おとなしくしていれば治ってしまう病気。
インフルエンザは特殊なウィルスによって引き起こされ、
予防接種を受けていなかったり発病後適切な治療を受けないと重症化して、
時には命にもかかわる病気。
私はなんとなくこんな風に思っていた。
が、これが根本的に間違っていることを最近知った。
うんと乱暴に言ってしまうと、「風邪」は症状のことを言い、
「インフルエンザ」は病気の名前なのだ。
ウィルスに感染し発病すると、頭痛、発熱、せき、のどの痛み、鼻水が出るなどの症状が出るが、
これらの症状が出ている状態のことを「風邪」と言う。
この「風邪」の症状を引き起こすウィルスにはさまざまものがある。
これに対して「インフルエンザ」とは、インフルエンザウィルスによって引き起こされる
病気の名前なのである。
インフルエンザの症状は風邪に似ている。
だから、インフルエンザも「風邪」の一種であると言えないこともない。
香港かぜやスペインかぜと呼ばれる風邪が20世紀に流行り、多くの犠牲者を出した。
(香港かぜでは50万人、スペインかぜでは5000万人にもおよぶ)
これは「~かぜ」と呼ばれているが、実際にはインフルエンザウィルスによるもの
であった。
風邪という言葉から受ける印象で、たいした病ではないと誤解させかねないため、
インフルエンザを風邪と呼ばないほうが良い、という話しもあるが、私もそう思う。
2015-10-27 09:07
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